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Life in 台北天母 或いは 天龍國の天龍城 [Des notes sans fin φ(。。)]

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6月に予定していた訪台はキャンセルにしました.最近は 南部+台北の組み合わせで
旅程を立てていますが 台北,とりわけ天母は様々な点で物価/旅費が高い印象です. 高雄の漢来台南の大億麗緻は 温水プール ジム サウナ完備で そこそこの部屋に約1万円で宿泊できます. これに対して 台北の天母の定宿は 日本のビジネスホテル並の陣容で約1万3千はします.もちろん 日本人学校やアメリカンスクールがある天母は 天龍國と呼ばれる台北の中でも天龍城と呼ばれる地区なので 治安の良さ等で致し方ない面もありますが......... 以下 台北天母の一雑考です.

天母居住の富裕層の傾向として,海外移住をする点が挙げられます.それは端的に 外国国籍を取得して子息の兵役忌避のためです.
台湾では成人男性には兵役義務がありこれを全うしなければ海外渡航は出来ません. 兵役義務は絶対で例外は台湾にはありません.約2年にわたる兵役の内容は現在では軍事的訓練よりもボランテイア的要素が強く この期間が無駄と写る傾向にあるようです.
勿論 兵役ですから 不慮の事故に巻き込まれる可能性を回避したい親心が本質にあります.

無事 外国のパスポートを取り手続きを選択すると中華民國の国籍は除籍になり 兵役義務は消滅します.当然台湾には外国人として滞在することになります. 友人Cさんは兵役を終えて日本への留学を選択して ビジネスに成功した後 カナダ国籍を取得しました. 大陸との特殊な政治関係で 大陸のパスポートも持てるので 保有しているパスポートは 中華民國/台湾 大陸 カナダの3つになります.ところで,カナダから台湾に戻った経緯は カナダの医療制度に不安を感じたとのことですが,ホームドクターと専門医の二元制度の下で専門医の選択を患者が選択する権利はなく,かつ公的な斡旋に時間がかかることに不安がある,最近 台湾に馴染めない事が増えてきたそうです.Cさん本人がそうなので カナダで育った息子さんはこの点がより顕著です.温和な海洋性の気候の風光明媚なバンクーバーと湿度が高い亜熱帯の台北を比較してどちらが過ごしやすいかは一目瞭然です. 決定的な事は生活費の点で最近 バンクーバーと台北の天母では ほぼ等しいことが判明したことらしいです.バンクーバーで家族3人で教育費を除いたほぼ同額が台北の天母では必要的な費消になるそうです.話を聞き及ぶと 台北特有なバイク中心の自己中心的な交通ルールにウンザリするのは判りますが なかには坊主憎ければ袈裟まで憎い的な連鎖も無い訳ではありません.その一方で異常な不動産価格形成 外食費の上昇 下方硬直的な賃金等に加えて 本質的な大陸との不安的な政治状況と国民党と民進党の政権交代に伴う定期的な景気循環等の閉塞感も無い訳ではない,と頷く点もあります.本格的な海外移住に備えて 子供を小中学でインターナショナルスクールに通わせるとなると東京ほどではありませんが そのほぼ半額年間約100万円はかかります........大学卒業の平均初任給が約10万円で 転職なしではベースアップの無い台湾ではこのような選択ができるのはごくごく一握りの富裕層に限定されます...... 
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